このコラムは、精神科医である私が日々の診療や思索の中でふと湧いた疑問や発見を、あくまで“徒然なるままに”綴っていく場所です。精神科医という職業柄、日々「心とは何か」「人間とは何なのか」という問いに直面し続けています。医学と哲学のはざまを逍遥しつつ、構造主義を片手にナンパと麻雀に思索を巡らせる──そんな徒然な記録。

扱うテーマはかなり広範囲です。医学や精神分析はもちろん、哲学/思想・自然科学、歴史、論理学、解剖学、構造主義といった硬派なテーマから、スターウォーズやプログラミング、麻雀、ナンパに至るまで。読んでいて「え、次それ?」と思われるかもしれませんが、すべて私の中では一本の線でつながっています。

なぜそんなに脈絡なく飛ぶのか?──それは人間の精神というもの自体が、そもそも脈絡のないものだからです。
診療室で患者の話を聞いていると、病名の前にまず「思考の癖」や「行動パターン」が見えてきます。一見不合理に見えても、そこにはロジックがあり、構造があり、ときにバグがある。まるで人体というシステム=プログラムのデバッグ作業のようです。

You use Evyan skin cream. And sometimes you wear L’Air du Temps. 
But not today.

たとえば、麻雀でリーチをかける瞬間の心の動きと、男女の恋愛で告白するタイミングを測る心理は、意外と似ています。
一方で、重度のうつ患者とChatGPTの“沈黙の裏の意味”が共通していたりもします(これは半分冗談ですが、半分本気です)。

そんなふうに、診療の現場では拾いきれない“人間という現象”の妙を、ここではもう少し自由に、もう少し柔らかく語っていきたいと思います。
専門書でも論文でもない場所だからこそ書ける、ちょっと真面目で、わりと不真面目な精神科医の頭の中。
コーヒーでも片手に、のんびり読んでいただければ幸いです。

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